| ある日、母馬が仔馬に言いました。 「君はもう大きくなったね。お母さんの手伝いをすることができるかい?」 仔馬は飛び跳ねながら言いました。 「どうしてできないものか。喜んでお手伝いをするよ。」 母馬は喜んで言いました。 「それはよかった。では、この半袋の麦を背负って制粉所へ行ってくれるかい。」 仔馬は袋を背负うと、急いで制粉所に走っていきました。走っていくと、小さな河が行く手を阻みました。河の水はとうとうと流れていました。仔馬は困ってしまい、心の中で思いました。「渡れるかなぁ。もしママがそばにいたら、どうしたらいいかを聞くことができて、どんなによかったことだろう。でも、家は遠いし。彼は周りを見回すと、年老いた牛が河岸で草を食べていました。仔馬はとことこと走っていって、聞きました。 「牛おじさん、教えてください。この河は、私が渡ることができますか。」 年老いた牛は言いました。 「河の水はとても浅くて、すねも水に浸からないから、渡れるよ。」 仔馬は年老いた馬の话を闻くと、すぐに河辺に行き、渡ろうとしました。すると、突然、木の上からリスが飞び降りて、大声で呼び止めました。 「仔馬さん。河を渡ってはだめだよ。河の水で溺れ死んじゃうよ。」 仔馬は驚いて聞きました。「水は深いの?」 リスはまじめな颜で言いました。 「もちろんさ。昨日、仲間が河に流されて死んだんだ。」 仔馬は急いで歩みを止めると、どうすればいいのか分からなくなりました。彼はため息をついて、言いました。 「あぁ。やっぱり家に帰ってママに聞いてみよう。」 仔馬は尻尾を振りながら、走って家に帰りました。母馬が聞きました。 「どうして帰ってきたの?」 仔馬はきまりが悪そうに言いました。 「河が行く手を阻んでいて、渡れなかった。」 母馬は言いました。 「その河は浅かったでしょ?」 仔馬は言いました。 「うん。牛おじさんはそう言っていた。でも、リスは河は深くて、仲間が溺れ死んだって言っていた。」 母馬は言いました。 「じゃあ、深かったの、それとも浅かったの。君はちゃんと彼らの话を考えてみたの。」 仔馬はうつむきながら、言いました。 「考えなかった。」 母馬はやさしく仔馬に言いました。 「ぼうや。ただ他の人の言うことを聞いているだけで、自分で头を働かせないで、試しもしないというのは、よくないよ。试してみれば、すぐ分かるから。」 仔馬は河岸まで走ってくると、河に入ってみました。河は年老いた牛が言ったほど浅くもなく、また、リスが言ったほど深くもありませんでした。彼は順調に河を渡って、麦を制粉所に届けることができました。 |








